プロジェクト
日本の磁器発祥の産地「有田」は、400年の歴史の中で様々な変化と進化を遂げてきました。
この産地を深く知ることで、モノづくりに対する日本人の真摯な姿勢や思想が見えてきます。
日本という小さな国には、こうした産地が数多くあります。
有田に限らず、これら1つひとつの産地が日本の大切な資源であり、宝物のような気がしてなりません。
モノを生み出し使う人に届けるというシンプルな形の産業が、これからも日本各地にあり続けてほしいと心の底から願っています。そのためには、モノを使う人がモノを作る人に興味を持ち、その現場を知り、そして両者が出会うことがいま必要です。
使い手と作り手がモノを介しながら、モノを超えたつながりを持つことで、豊かな暮らしと産業が育まれます。
私は「きんしゃい有田」を通して、このことの大切さを皆さんに伝えたいのです。
有田焼創業400年事業
ARITA SELECTION デザインプロデューサー
アッシュコンセプト 代表取締役
名児耶秀美